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令和2年11月9日,小牛田農林高等学校農業技術科農業土木コースの1年生38名を対象に農業農村整備事業学習会を開催しました。
この学習会は農業土木コースで学ぶ高校生に農業農村整備への理解を深め,学校での学習や今後の進路選択に役立ててもらうため,平成18年度から毎年開催しているものです。
国営造成施設見学の学習会は毎年6月頃に開催しておりましたが,今年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で開催時期が遅れたため11月の開催となりました。
今回の国営造成施設見学の学習会では,二ツ石ダム(加美町宮崎)と桑折江頭首工(大崎市三本木),農地整備事業を実施した青生地区(美里町,大崎市)の見学を通して,農業用水や農業水利施設の役割,ほ場整備の効果などについて学習しました。
この日は気温が低く,雨風もある悪天候でしたが,生徒の皆さんは元気に学習会へ参加してくれました。
管理棟でダムの役割や種類・構造等について大崎地方ダム総合事務所の職員が説明を行いました。
地下70mのスロープを降り監査廊の見学を行いました。
普段ではなかなか目にすることのないダムの地下の施設を見学し,生徒の皆さんは興味深そうな様子でした。
巻き揚げ機のある上屋で施設の目的や洪水時の対応について,国土交通省北上川下流河川事務所鹿島台出張所の職員が説明を行いました。
魚道付近ではサケが遡上する様子も見られました。
当部職員よりほ場整備の効果,暗渠排水やFOEAS(フォアス:地下水位制御システム),同地区で営農を行っている「農事組合法人みらいす青生」,農地整備事業を実施する上での自然環境への配慮について説明を行いました。
生徒の皆さんは,特に,ほ場の地下水位を自在に調節できるFOEASについて興味深そうに説明を聞いていました。
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