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学年 | 月日 | 項目 |
1年生 | 5月9日 | 汎用小型エンジン分解・組立 |
2年生 |
4月23日 5月2日 5月16日 |
|
行事 |
自動車整備科2年生の実習内容を紹介します。
エンジン・オーバーホール作業を行いました。
エンジン・オーバーホール作業とは,エンジンを部品単位まで分解し,清掃・再組立てを行う作業です。
この実習では,実際に走行できる車両からエンジンを取り外し,そのエンジンを分解・組立後,再度車両に取り付けて走行できる状態にすることを目標にしています。
まずは車両からエンジンを取り外します。
各班に支給されているパソコンで作業手順をします。現在はどのメーカーも作業手順書はパソコンで閲覧できるようになっています。
エンジンを取り外すためには,エンジンに接続されている燃料ホースや電気配線類,排気管などを取り外す作業が必要です。
エンジンを車体に固定している土台を取り外すことでエンジンを取り外すことができます。
エンジンはトランスミッションと接続された状態で取り外します。取り外し後はエンジンとトランスミッションを分割し,エンジンを分解用スタンドに固定します。
エンジンを分解し各部を清掃します。古くなり劣化した部品は交換し再度組み立てを行います。
組み立ての際は,燃焼の圧力・エンジンオイル・エンジン冷却水が漏れださないよう,定められた締め付けの力で確実に締め付けます。
組み立てたエンジンを車両に取り付けます。
エンジンとトランスミッションを接続した状態にし,車両に取り付けます。
エンジンを車両に取り付けたあとは,配線などを元通りに接続します。
エンジンを車両に取り付けた後は,エンジンオイルや冷却水を規定量充填し,エンジンの作動を確認します。
また,車検用のスピードメーターテスターを利用し,時速40キロでの走行テストを行いました。
すべての班が異常なく走行テストに合格することができました。
約1か月という長い期間でしたが,今まで以上に丁寧さ・確実さが求められる実習でした。エンジン・オーバーホール作業は乗用車ディーラーでも実施する機会が少なくなっている作業です。学生の皆さんにはとても良い経験になったのではないでしょうか。
自動車整備科1年生の実習内容を紹介します。
汎用小型エンジンの分解・組立作業風景です。
「ロビンエンジン」という汎用小型エンジンの分解・組立作業を通して,エンジンの基本構造と計測機器を用いた計測方法を学びました。
取付場所やボルトのサイズに応じた適切な工具を選び,ボルトを締めます。
ボルトは仮締めした後,締め付けの力を測定できる「トルク・レンチ」という工具を使用して決められた力で締め付けます。
穴の内径を測定する「シリンダ・ゲージ」を使用して,シリンダの内径を測定しています。
組み上がったエンジンが正しく始動するかテストしています。
自動車整備科2年生の実習内容を紹介します。
クラッチ機構の分解・組立作業風景です。
【写真の説明】
1枚目:クラッチを分解するためにトランスミッションを車体から取り外しました。
2枚目:クラッチを分解します。
マニュアル・トランスミッション車は使用しているうちにクラッチ・ディスクがすり減ってしまいます。クラッチ・ディスクがすり減った状態では走行できないため,交換が必要となります。
今回の実習は,「クラッチ・ディスクの交換」を想定した作業です。クラッチ・ディスクの取り外し・取り付けを行いました。実習を通して,学科で勉強したクラッチ機構の構造の確認や交換作業時の要点を学ぶことができました。
現在はオートマチック・トランスミッション車が主流ですが,クラッチ機構はエンジンの動力を伝達する構造の基本となるため,この実習を通してしっかりと理解しておくことが重要です。
自動車整備科2年生の実習内容を紹介します。
大型車整備作業風景です。
【写真の説明】
1枚目:後輪側をジャッキアップします。
2枚目:ベアリングへのグリース充てん作業。
3枚目:特殊工具を使用してハブを取り外します。
この実習ではタイヤの取り付け部分である「ハブ」の取り外し・取り付け作業を行いました。
「ハブ」は車両の重量を支え,かつタイヤをスムーズに回転させるという構造になっています。内部にはベアリングという部品があり,ベアリングの給油を適切に行わなければならないことや,取り付けの際にはガタが出ないように調整して取り付ける必要があるなど,整備するには重要な点があります。今回の実習ではベアリングの取り扱いなどを学びました。
また,大型車のタイヤは重量があるため,取り外し・取り付けには注意が必要です。それらの危険な作業にも対応できるよう。安全作業についての指導も行いました。
自動車整備士の資格取得に向けて,乗用車だけでなく様々な車種の構造や整備方法を学んでいます。
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