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掲載日:2012年9月10日

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「“みやぎの現場”訪問事業」(登米広域圏)の概要・平成22年度

(1)10時00分~10時50分 東和町森林組合 (登米市東和町米川字小田110-1)(今回は登米市東和町米谷字朝田貫の林業作業場を視察)

木材価格の低迷に対応すべく,計画的に高性能林業機械を導入してコスト縮減に取組んでいる。また,林業の担い手の育成として林野庁の「緑の雇用担い手育成対策事業」を活用し,林業への新規就労希望者の技能・技術習得を行うとともに,意欲のある若者を毎年採用し、ベテラン指導者の下、技術の習得・伝承を行い後継者の育成にも努めている。
小出市太郎代表理事組合長に御説明いただきました。

東和町森林組合の作業場において説明を受ける村井知事(主な意見)

  • 昭和58年に平均年齢が58歳であったが,後継者の育成に取り組み,現在は48歳まで下がり,取り組みの成果が表れている。
  • 木材価格が低迷し,合板の卸値の方が高い現状であり,機械化による作業効率のUPを図っている。

(知事のコメント)

  • 地球温暖化防止や美しい県土形成の面からも,森林を守り育て,未来に引き継いでいくことが大切です。
  • 木材価格が低迷など厳しい状況ですが,今後も価格対策や流通面の施策にも取り組みます。

(2)11時10分~11時50分 有限会社かわつらグリーンサービス(登米市中田町浅水上河面37-1)

環境に優しい生産方式を取り入れており,平成15年度に野菜部門(きゅうり,キャベツ,とうもろこし)のエコファーマーを取得。その後,水稲や小麦,大豆なども順次取得している。
水稲・麦・大豆と露地野菜・施設野菜を組み合わせることによる周年就労や農業実践大学校からの実習生受け入れなどによる後継者育成にも取り組んでいる。
三浦薫代表取締役社長に御説明いただきました。

(有)かわつらグリーンサービスにてきゅうり,メロンのハウスを視察する村井知事主な意見)

  • 現在は露地ギクのウエイトが大きくなっているが,需要期に合わせて咲かせるのに苦労している。
  • ロットが小さくて出荷しにくいので,県には新品種開発に取り組んでほしい。
  • 農業だけで食べていくのは大変。新たな担い手が参入できるように,食べていける農業にする政策が必要

(知事のコメント)

  • 後継者を育てながら,自らも頑張って取り組まれていることがよく分かりました。
  • 価格が安定せず大変ですが,県としても出来る限り応援させていただきます。

(3)13時20分~14時00分 総合サポートセンター「なごみの里」(登米市石越町南郷字小谷地前1-1)

精神科石越病院の経営主体である医療法人財団姉歯松風会が運営する,主に精神障がいのある人を対象とした相談 支援や就労継続支援などを総合的にサポートする施設として開設。
病院と地域生活支援センターの連携した支援体制により,精神障がいのある人が安心して地域生活を営むことが出来るよう積極的に支援している。
姉歯純子統括施設長に御説明いただきました。

なごみの里で説明を受ける村井知事(主な意見)

  • 精神障害は手帳を持つメリットが少ないため申請していない人がおり,潜在的にはもっと多い。
  • 専門家によるきめ細かな支援体制と地域で安心して暮らせる受け皿づくりが必要
  • 各市町村に自立支援協議会があるが,市町村は何をしたらいいのか戸惑っており,在り方を見直す必要がある。

(知事のコメント)

  • 精神障害は,三障害の中でも対策が遅れてきました。御意見を参考に障がいを持つ方々が安心して生活できるよう取り組んでまいります。

(4)14時40分~15時20分 株式会社ウジエクリーンサービス(登米市迫町佐沼字中江1-7-1)(今回は登米市南方町雷の堆肥化プラントを視察)

系列のスーパーと協同で,スーパーから毎日大量に発生する動植物性残渣を肥料化し,地元農家と連携して,米や野菜を生産。さらに,生産した米から吟醸酒や味噌を製造し,それらをプライベートブランドとして販売している。また,障がい者の雇用にも積極的に取り組んでいる。
温暖化問題,障がい者福祉,地域産業を多面的に結びつけた活動により,「エコdeスマイルコンテストinみやぎ2009」において最優秀賞(宮城県知事賞)を受賞 氏家良典代表取締役社長,吉田芳弘取締役本部長に御説明いただきました。

(株)ウジエクリーンサービスで説明を受ける村井知事(主な意見)

  • 「エコーガニック」=エコ+オーガニックの理念の下,環境にも優しい有機栽培によるものづくりに取り組んでいる。
  • さらに,有機栽培した米を使って地元の酒蔵で吟醸酒を醸造することにより,農商工連携,地元企業支援による新たな付加価値創造にも取り組んでいる。

(知事のコメント)

  • 理念やそれに基づいて生産された米や野菜などの生産物もすばらしいが,ネーミングやパッケージなど売り方にも工夫されていて非常に参考になりました。
  • 障がいを持つ方々が与えられた仕事だけでなく,自ら考え,いきいきと働いている様子がとても印象的でした。
  • 農商工連携を具現化するのは非常に難しいことですが,「富県宮城」実現のためにお互いに知恵を出し合いながら取り組んでいきたいと思います。

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