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掲載日:2019年10月18日

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メルマガ・みやぎ 応援職員の声No.8

1 応援職員の声・・・石巻港湾事務所

県は、震災からの復興を進めるため、全国の自治体からたくさんの応援職員を派遣していただいています。ピーク時には約1,000人、現在も約107人(10月1日現在)の応援職員が県内各地で事業に取り組んでいます。

このコーナーでは、震災復興業務に携わっている応援職員の方々にインタビューを行い、復興の進捗(ちょく)や宮城の生活で新鮮に感じたエピソードを通し、「宮城の今」をお伝えします。

今回は、富山県から派遣され、石巻港湾事務所 工務班で防潮堤の復旧工事に携わる正保佳史(しょうぼよしふみ)さん(主任主査)にお話を聞きました。

  • 編集部
    派遣の時期、業務内容を教えてください。
  • 正保さん
    平成31年4月1日から、令和2年3月31日までの1年間の予定で派遣されています。
    担当業務は、女川港や荻浜港の陸閘(りくこう)工事と表浜港の防潮堤工事の現場監督をしています。
    表浜港の防潮堤工事は、昨年度末に発注された工事なので、今は来年度の完了を目指して各所といろいろ調整しているところです。
    表浜港の災害復旧工事は、以前から富山県の応援職員が担当しており、今の表浜港の防潮堤の整備も引き続き担当しています。引き継ぎも、前任者をよく知っているのでスムーズにいきました。
  • 編集部
    派遣に応募したきっかけを教えてください。
  • 正保さん
    平成16年に発生した新潟県中越地震の後に、一年間新潟県に派遣されました。その際に宮城県からも2人派遣されており、一緒に仕事をしたり、よく飲みに行ったりしていたつながりもあり、平成23年の東日本大震災のときには「あー!行かないと!」という気持ちがありました。しかし、当時は結婚して下の子がまだ2歳と小さく、そのタイミングでは応募できませんでした。今は娘が3人いますが一番下の子が小学校に上がったことで妻からも了解を得て、行くとしたらこのタイミングしかないと思い手を挙げました。
  • 編集部
    ご家族と会えなくてさみしくないですか?正保さん1
  • 正保さん
    富山県は、3カ月に一回は所属先に業務報告をするので、入学式や学習発表会のときに合わせて帰れるので助かります。逆に家族がこちらに来ることもあります。
    夏休みに家族が遊びに来たときには、上の子の自由研究の課題として防潮堤をまわり、どういう仕事をしているかを見せました。少しは頑張っている姿を見せられたと思います。
  • 編集部
    復興の進捗状況についての印象はどうですか。
  • 正保さん
    内陸部はだいぶ進んでいる印象がありますが、沿岸部は防潮堤など大きな仕事が残っているなと思いました。特に牡鹿の石巻鮎川線の道路改良事業は山を切り開き、橋台の工事も多く施工中なのでびっくりしました。
  • 編集部
    宮城県の生活はどうですか?
  • 正保さん
    富山県は、冬に雪が結構降りますが、夏は比較的暑いので、こちらの夏は涼しくて暮らしやすいと感じました。何よりも食べ物がおいしいです。久しぶりにクジラも食べましたし、居酒屋さんなどで食べる魚もおいしいです。
    5年ほど前に仕事の視察で来たときに食べたホヤの味は独特だと思いましたが、次に来たときは食べられるようになり、刺身など一通りは食べました。お酒を飲むのでつまみとしてはすごくおいしいです。
    仕事で知り合う方の方言がわからないこともありますが、同行する職員に説明してもらっています。富山に帰るまでに少しでも覚えられたらと思います。
  • 編集部
    派遣元の自治体の紹介をお願いします。
  • 正保さん
    決まり文句ですが、富山県は3,000メートル級の山々が連なる立山連峰と水深が1,000メートルを超える富山湾の高低差のある変化に富んだ地形が特徴です。山からの栄養を含んだ雪解け水や雨水が河川から海に流れるため、ブリや白エビなどおいしい海の幸に恵まれています。
    おすすめの場所は、整備に少し携わったことのある富岩(ふがん)運河環水公園です。富山駅から歩いて10分ほどと近く、世界一美しいスターバックスのある公園としてクローズアップされています。
    運河をめぐる水上ラインクルーズもあり、近くには富山県の美術館も新しくできましたので、富山にお越しの際は、是非行ってもらいたいと思います。
  • 編集部
    今後の目標について教えてください。正保さん2
  • 正保さん
    現在担当している防潮堤工事の工期は来年度までですが、私の任期は今年度末までなので、来年度に工事が完成するよう、課題を洗い出して道筋をつけることが目標です。
    そのためにも現場に足を運んで工事の進捗状況を把握するとともに、関係する方々と連絡を密に取って、早め早めに調整していきたいです。

編集部からの一言

新潟県に続いて二度も震災復興のための応援職員として志願した正保さん。

そのソフトでシャイな印象からはとても想像できない強い使命感を持っていると思いました。防潮堤災害復旧・復興の事業は約5割が完成済みですが、この大きな事業を富山県の職員の方々も担っていたことを改めて知りました。これから冬を迎えますが体調にはくれぐれも気を付けて残り5カ月を過ごしてほしいと思います。

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