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私は、宮城県を「東北における水素社会先駆けの地」にしたいと訴えています。それは単に東北の中で水素を導入する施策をいち早く展開したいといった小さな動機からではなく、これから世界のエネルギー供給体制が原油から水素に次第に転換することを予見し、日本が世界をリードするためには宮城県も一定の役割を担うべきと考えたからです。
携帯電話が世界中に普及したのは、電話線が普及していない広大な地域において、通信範囲が一気に広がる利便性からでした。世界中にはまだ電気が通っていない貧しい地域が山ほどあります。こうした地域に電線を整備したり、化石燃料(ガソリン、重油、軽油、灯油など)を定期的に運んだりすることは困難を伴います。
一方、水素は、太陽光といった自然エネルギーを活用した電気で水を電気分解すると、どこでも作り出すことができ、貯蔵も可能で、自立・分散型のエネルギーといえます。こうして取り出した水素エネルギーを化石燃料の代替エネルギーとして活用すれば、地球温暖化対策といった側面だけでなく、世界中のあらゆる地域に電気を供給でき、人々の生活向上につなげられます。
東日本大震災からこれまで、私たちは世界中の皆さんから多くのご支援をいただきました。これからは私たちがご恩返しをする番です。県民皆で力を合わせ、こうした夢のある事業に積極的に関わってまいりましょう!
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