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宮城の豊かな環境を守り、次の世代へ引き継いでいくために、県は平成23年度から「みやぎ環境税」を導入し、「新みやぎグリーン戦略プラン」で定めた「みやぎの目指す姿」の実現に向けて、さまざまな事業に取り組んでいます。
今回は、本年度に実施する主な事業を、4つの視点に分けて紹介します。
14事業/7億688万円
環境配慮と経済発展が両立する地域社会を構築するため、事業者や家庭における二酸化炭素の削減に向けた積極的な取り組みを推進します。
スマートエネルギー住宅普及促進事業/2億8621万円
家庭における二酸化炭素排出量の一層の削減と災害時にも電気や熱を確保できる住まいの普及を目指して、以下の設備などを導入する県民の方を対象に補助を行います。
対象設備等 | 補助額・補助率 | |
---|---|---|
創エネ | 太陽光発電システム | 5万円/件 |
【新】地中熱ヒートポンプシステム※1 | 対象経費の1/10(上限30万円) | |
蓄エネ | 蓄電池 | 8万円/件 |
【新】V2H(住宅用外部給電機器)※2 | 7万円/件 | |
省エネ | エネファーム | 15万円/件 |
HEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム) | 3万円/件 | |
既存住宅省エネルギー改修 | 部位・範囲により 3千~12万円 |
|
全体 | ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス) | 25万円/件 |
※1 【地中熱ヒートポンプシステム】地中に埋め込んだ採熱管から地中熱(地表から深さ約10mのところにある熱)を取り出す設備
※2 【V2H(住宅用外部給電機器)】 EV(電気自動車)やFCV(燃料電池自動車)などの次世代自動車の蓄電池を家庭で利用できるようにする機器
12事業/7億9112万円
二酸化炭素の吸収機能など多面的機能を持つ森林や里山の管理・保全および森林資源活用に向けた取り組みを推進します。
【新規】みやぎ防災林パートナーシップ事業/242万円
東日本大震災で被災した海岸防災林の植栽は県民や団体による活動を取り入れながら進めています。
海岸防災林の重要性を広く伝えていくとともに、海岸防災林の育林活動(侵入木の除去など)を行う団体と協定を結び、活動を支援します。
海岸林の植栽状況(名取市)
~海岸防災林の歴史~
伊達政宗の時代から潮や強風から水田を守るためにクロマツの植林が始まったとされ、約400年にわたり、地域住民の努力により守り育てられてきました。
マツ材は製塩や陶器を焼くときに、葉は炊飯の燃料として使用され、人々の暮らしと密接な関わりがありました。
14事業/7891万円
生物多様性を育む豊かな自然環境の保全・再生のための取り組みを推進します。
【新規】自然景観保全修復事業/300万円
亘理町鳥の海内の蛭塚(ひるづか)は、湿地に土砂が堆積し、ヨシが生い茂ることにより、湿地の乾燥化が進んでいます。今年度は、ヨシを刈り払い、湿地内に水を張り巡らせ、蛭塚の湿地環境の保全に取り組んでいきます。
ヨシが生い茂る蛭塚の湿地
~亘理町鳥の海~
鳥の海は、日本の重要湿地500や仙台湾海浜県自然環境保全地域に指定され、東日本大震災前の調査ではウミニナ(巻き貝の一種。準絶滅危惧種)を含む127種の底生動物が記録されるなど、多様な生き物が住む重要な湿地です。
東日本大震災による地形変化や土砂の流入などにより湿地環境の保全が課題となっています。
7事業/4474万円
持続可能な地域社会の構築に貢献する人材の育成や環境教育の一層の充実を図る取り組みを推進します。
児童・生徒のための環境教育推進事業/254万円
児童・生徒を対象に、NPOなどと連携した環境教育出前講座を実施し、自主的・継続的に環境に配慮できる人材を育成します。
水辺の生き物観察
~環境教育リーダー~
環境教育や環境保全活動を目的として開催する講演会や学習会で、講師として講義や指導助言などを行う方々で、知事が委嘱しています。
環境教育の講師をお探しの際はぜひご相談ください。
お問い合わせ
県環境政策課
TEL 022(211)2663
問い合わせ先
みやぎ環境税に関すること
県環境政策課
TEL 022(211)2661
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kankyo-s/(環境政策課)
みやぎ環境税の仕組みに関すること
県税務課
TEL 022(211)2323
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/zeimu/(税務課)
お問い合わせ先
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