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東日本大震災からの復興に前向きに取り組んでいる企業や団体などを村井知事が訪問する「“みやぎの復興現場”訪問事業」を実施しました。この事業は、知事が被災地の復興状況を確認するとともに、関係者と意見交換を行い、今後の復興施策に反映させることを目的としたものです。
この日は、大河原地方振興事務所管内において、「はらから蔵王塾」、「株式会社新澤醸造店川崎蔵」を訪問するとともに、「青根温泉旅館組合と峩々温泉」の経営者と意見交換を行いました。
東日本大震災後に使われなくなった建物を改修して、平成28年4月に開所した「はらから蔵王塾」の視察では、特別支援学校の卒業生を対象に、4年間のプログラムで介護や農業生産、6次産業化を担う人材を育成する取り組みについての説明があり、それについて知事は「ハンディキャップのある方々への就労支援における先駆的な取り組みで非常に心強い。県としても特別支援学校などに卒業後の進路として活用していただけるよう伝えていきたい」と述べました。
震災で全壊し、大崎市三本木から川崎町に移転した「株式会社新澤醸造店川崎蔵」の視察では、「川崎町のきれいな水で、品評会でも上位に入る酒を造れるようになった」と、移転後の順調な酒造りの説明があり、それについて知事は「伯楽星がサミットで各国のファーストレディの乾杯酒に使われるなど素晴らしい酒造りをされていることから、これまで以上に海外や関東圏へ販路を拡大できる可能性がある。これからも宮城の酒造りを牽引していただきたい」と述べました。
「青根温泉旅館組合と峩々温泉」の経営者からは、蔵王山噴火警報発令の影響による風評被害に負けないよう、青根オリジナルの日本酒「思手成し酒」の開発や絵馬を使った温泉街巡り,廃業旅館を活用した一升瓶バーなど様々な新しいサービスを打ち出している現状について説明があったとともに、「観光客は、蔵王山に不安があるわけではなく、現地の情報に不明の点が多いことから、蔵王山の現状を効果的に伝えるPR活動が重要」と提案がありました。
それについて知事は「蔵王山のPRも重要だ。旅行代理店を活用との話も出たので、早速、検討していきたい」と述べました。
はらから蔵王塾視察(蔵王町)
株式会社新澤醸造店川崎蔵視察(川崎町)
青根温泉旅館組合と峩々温泉の活動報告(川崎町)
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