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東日本大震災からの復興に前向きに取り組んでいる企業や団体などを村井知事が訪問する「“みやぎの復興現場”訪問事業」を実施しました。この事業は,知事が被災地の復興状況を確認するとともに,関係者と意見交換を行い,今後の復興施策に反映させることを目的としたものです。
この日は,北部地方振興事務所管内において「ヤマセ電気株式会社」と「医療法人菅野愛生会 こころのホスピタル・古川グリーンヒルズ(宮城県認知症疾患医療センター)」を訪問しました。
最初に訪問した色麻町の「ヤマセ電気株式会社」は,広告掲載機能付きLED照明「アドライト」や異種材料接合技術「レザリッジ」など独自の新技術開発に積極的な企業で,東日本大震災時には,被災した石巻市のグループ企業を大崎市へ移転して従業員の雇用を守った実績などが評価され,「第4回富県宮城グランプリ」を平成28年3月に受賞するなど,ものづくりを中心に県内経済の復興に大きく貢献されています。さらに,自動車やスマートフォン向けの部品を増産したことで,グループ全体の平成28年度の売上高は震災前に比べ,約2倍に達する見込みとなっています。
走査電子顕微鏡やLED照明の製造ラインなどの見学により生産現場の状況を把握した知事は,「地域の中核として懸命に頑張る姿に接し大変心強く思った。企業が元気になって地域の雇用を確保していただくのが本当に重要なので,『富県みやぎ』推進に向けて県としてもできる限りの応援を続けたい。」と述べました。
続けて訪問した大崎市の「こころのホスピタル・古川グリーンヒルズ」は,昭和37年の病院開設以降,地域における精神医療の中心的な役割を果たすとともに,平成28年3月に「認知症疾患医療センター」の指定を受け,医療と介護の連携強化による認知症の早期発見・早期対応など,認知症対策への貢献が期待されており,菅野院長は,精神保健福祉事業功労者として平成28年10月に厚生労働大臣表彰も受賞されています。また,平成28年6月にリニューアルした院内は外観を含め,明るいイメージで多彩なアートに彩られていました。
院内の見学などにより,「認知症疾患医療センター」としての機能や現在の状況を把握した知事は,「認知症は,被災地の沿岸部においても今後顕在化してくることは間違いないと思うので,今日頂いた示唆を持ち帰り,認知症対策をどうすればいいのか早速指示を出したい。」と述べました。
ヤマセ電気株式会社(色麻町)
医療法人菅野愛生会 こころのホスピタル・古川グリーンヒルズ(宮城県認知症疾患医療センター)(大崎市)
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