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東日本大震災からの復興に前向きに取り組んでいる企業や団体などを村井知事が訪問する「“みやぎの復興現場”訪問事業」を実施しました。この事業は、知事が被災地の復興状況を確認するとともに、関係者と意見交換を行い、今後の復興施策に反映させることを目的としたものです。
この日は、気仙沼地方振興事務所管内において、「丸平木材株式会社」、「南三陸森林管理協議会」、「株式会社足利本店」、「気仙沼水産資源活用研究会」を訪問し、震災後における復興の現状や課題などについて説明を受けました。
東日本大震災の津波による工場全壊から復旧した「丸平木材株式会社」と南三陸の森林を管理している「南三陸森林管理協議会」の視察では、南三陸町に生育する森林が、世界標準で見て適切な管理で環境保全に寄与し、良質な森林であることを示す国際認証「FM認証」を平成27年9月に取得し、さらに丸平木材株式会社では加工・流通部門の生産物認証である「CoC認証」の取得を目指すなど「南三陸杉」のブランド化の展開についての説明があり、それに対し村井知事は「同様の国際認証の取得等について、県内に広めていくための支援策を検討したい。」と述べました。
丸平木材株式会社・南三陸森林管理協議会視察(南三陸町)
その後、気仙沼市においては、水産加工業の足利本店(3月に本格稼働した潮見町工場)を視察し、国際的な食品衛生管理方式「HACCP(ハサップ)」の認定を受けたマグロやカツオ、サメの加工室などの説明があり、それに対し村井知事は「若い人を迎える雰囲気づくりや仕事の効率化は成功例だ。他企業に参考にしてもらえるようPRしたい。」と述べました。
また、気仙沼市の産学官組織「気仙沼水産資源活用研究会」から市内34事業所で共通ブランドを立ち上げ、水産資源の多目的利用に取り組んでいる活動について説明を受け、それに対し村井知事は「知恵と力を合わせて地域を元気にしようとする様子がうかがえ、非常に心強い。県としても可能な限り支援していきたい。」と述べました。
株式会社足利本店・気仙沼水産資源活用研究会視察(気仙沼市)
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