高齢者施設での新型コロナウイルス感染症対策について
登米市内では,介護保険サービス事業所などでの新型コロナウイルス感染症の発生が続いています。引き続き感染対策に取り組みましょう。特に気をつけて頂きたいことをお知らせしますので,ご確認ください。
目次
- 「次亜塩素酸水」は,作った時点から濃度はどんどん低下し,消毒効果は不確実です。
「次亜塩素酸ナトリウム液」や「アルコール」,「界面活性剤入りの住宅用洗剤」を使用した拭き取りをお勧めします。
なお,「次亜塩素酸水」を利用して消毒したい場合は,有効塩素濃度80ppm以上のものを使うなど,取り扱いに注意が必要ですので,以下のPDFファイルをご確認ください。
参考:「次亜塩素酸水」を使ってモノのウイルス対策をする場合の注意事項(PDF:283KB)
(出典:厚生労働省ホームページ「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について(厚生労働省・経済産業省・消費者庁特設ページ)(外部サイトへリンク)」)
- 次亜塩素酸水やアルコール等の消毒液の空中噴霧は,絶対にやめましょう。
消毒効果が無いだけでなく,吸い込むことで人体に害があります。
- ビニールシート等のしきりは換気に配慮が必要です。
新型コロナの約8割の感染は飛沫感染と言われています。
1時間に2回,数分の換気や少し窓を開け続ける,サーキュレーターの活用で空気の入れ換えを行いましょう。
排煙窓を常時開けておき,上下の空気の流れを作るのも有効です。(車の送迎では,外気を取り入れる換気が有効です。)
- 排泄介助時は,使い捨て手袋とエプロン等を使い,手洗いや手指消毒を徹底しましょう。
- 排泄や食事の前後は利用者さんの手指消毒を行いましょう。
- 入浴介助や口腔ケアでは、飛沫が目に入らないようマスク・ゴーグル等を着用しましょう。
- 職員は昼食の場所を決めて,原則1人で摂取しましょう
マスクを外す場面では換気を十分に行い,昼食後はテーブルの消毒を必ず行いましょう。
- 感染対策は全スタッフで取り組むものです。
事務職の方なども含めて,全職員で取り組みましょう。
- 体調に不安があったら出勤前に相談しましょう。
体調不良の職員が休める環境を整えましょう。
職員はサージカルマスクを使用し,マスクなしでの会話は禁止しましょう
もう一度,ガウンテクニック(エプロンの外には触れない。)を確認してください。手洗いの確認と「一作業,一消毒」の手指消毒を徹底しましょう。
※下記の当所のホームページ(動画)を活用した反復研修を!
介護保険サービス施設・事業所向け感染症対策について
せっかく作成したマニュアルは,職員の方に周知して,活用していますか?
マニュアルの内容が実行されているかどうか,確認する方法を決めておきましょう。
- チェックリストを活用する
- 「ヒヤリハット」で振り返る
などの工夫をしましょう!
- 行動履歴の記録は各自実施されていますか?
- ユニットを超えた対応をしている職員の記録はありますか?
※万が一感染者が発生した際には,保健所が,症状が出現した日から遡り過去2週間の行動履歴や,接触者等の情報を確認します。記録をお願いいたします。
感染症対策についての相談(登米市内)
宮城県東部保健福祉事務所登米地域事務所(宮城県登米保健所)
電話番号:0220-22-6117(成人・高齢班)
お気軽にご相談ください!
新型コロナウイルス感染症に関する健康相談窓口
新型コロナウイルス感染症に関する健康相談については,下記の受診・相談センター(コールセンター)にご連絡ください。
※発熱等の症状がある方は,まずはかかりつけ医等のお近くの医療機関に電話で相談をしてください。かかりつけ医等がいない方や相談先が分からない方は,下記にご連絡ください。
電話番号:022-398-9211(受診・相談センター)
「受診・相談センター」について,詳しくはこちらのホームページをご覧ください。