掲載日:2018年9月11日

ここから本文です。

田んぼの学校2018 須江小学校・須江ふるさと保全会

(「田んぼの学校 記事一覧」はこちら)

平成30年度,須江小学校と須江ふるさと保全会が協力し,小学5年生を対象に農業の体験や学習を行っています。

平成30年8月31日 農業水利施設見学会

石巻市須江小学校5年生51名は,くらしを支えている農業のしくみや重要性を学ぶため,須江ふるさと保全会とともに地域にある揚排水機場を見学しました。

出前講座

河南矢本土地改良区から,水田の水量を調節するしくみについて説明がありました。また,東部地方振興事務所農業農村整備部から,水田は稲の生育場所であるほか,洪水を防ぎ地下水をつくるなど,多くの機能を持っていることを説明しました。

施設見学

中山揚水機場

中山揚水機場を見学する様子中山揚水機場には4台の縦軸ポンプが設置されており,旧北上川の水を汲み上げて須江地区の田へ水を運んでいます。揚水量は毎秒9.2立方メートルで,これは,小学校の25メートルプールを約40秒で満杯にできるほどの量です。また,これらの揚水機は,約0.8キロメートル離れた河南矢本土地改良区の用水管理センターからコンピュータで遠隔管理しています。

笈入(おいれ)排水機場

笈入排水機場で撮影した集合写真笈入排水機場には4台の横軸ポンプが設置されています。これらのポンプは,用水ばかりでなく排水することもでき,揚水量は毎秒2.3立方メートル,排水量は毎秒14立方メートルです。また,笈入排水機場には,水に混ざったごみを取り除く「除塵機(じょじんき)」が設置されています。機場を管理する河南矢本土地改良区から,「水路にごみを捨てないで」と話がありました。

ほ場整備後の農地の見学(谷地中工区)

田んぼの見学ほ場整備とは,水田や畑を利用しやすいように整形したり大きな区画にすることにより,作業しやすく,生産が安定する農地を作り上げることです。また,見学した田んぼは,ほ場整備によって乾田化され,水稲だけでなく大豆などの畑作物を生産することができるようになりました。

見学会を終えて

児童による感想発表の様子帰校後,児童たちからは,「中山揚水機場のポンプが1秒に9トンの水を汲み上げると知って,とてもおどろいた。」「水路にごみを捨てないようにしたい。」との感想発表がありました。

(「田んぼの学校 記事一覧」はこちら)

お問い合わせ先

東部地方振興事務所 農業農村整備部農村振興班

宮城県石巻市あゆみ野五丁目7番地 宮城県石巻合同庁舎4階

電話番号:0225-95-7922

ファックス番号:0225-96-4880

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

information retrieval

このページに知りたい情報がない場合は