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平成30年度,北村小学校と北村ふるさと保全会が協力し,小学5年生を対象に農業の体験や学習を行っています。
北村ふるさと保全会と北村小学校5年生が田んぼの水質調査と生きもの調査を行い,田んぼの周りの生態系や環境保全の重要性を学びました。
北村ふるさと保全会から,昔と今の農業の違いについて説明がありました。昔は人の手や牛・馬の力を使って農作業を行っていたそうですが,現代は農業の機械化や田んぼの整備が進み,効率的に作業ができるようになりました。次いで,河南矢本土地改良区が田んぼの水量を調節するしくみを説明し,東部地方振興事務所農業農村整備部が田んぼや農業の持つ様々な機能について説明しました。
薬品が入ったチューブに水路の水を入れ,水の汚れ具合と水の酸性・アルカリ性の度合いを調べました。調査の結果,水路中の水は稲を育てるのに十分な水質であることが確認できました。
生きもの調査では,水路周辺に生息する生きものを捕まえ,観察を行いました。今回調査した場所では,コオイムシやゲンゴロウ,ガムシなどの水生甲虫やドジョウ,タモロコなどの淡水魚が多く生息していることがわかりました。また,あぜ道でもカナヘビやクモなど多くの生きものが見つかりました。
帰校後,児童たちから「水路でドジョウや魚が見つかり,おどろいた。」「田んぼや農業のことがよく分かった。」と感想発表がありました。地域の環境や田んぼの生態系について,楽しみながら学習できたようです。
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