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田んぼの学校2017 広渕小学校

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平成29年度,広渕小学校5年生30名は,地元農業者の協力のもと,総合的な学習の時間を利用して農業の体験や学習を行っています。協力機関 広渕ふるさと保全会

広渕ふるさと保全会は,多面的機能支払交付金を活用して,石巻市広渕沼地区の農村環境保全活動に取り組んでおり,活動の一環として地域の小学校と連携した啓発活動を展開しています。

平成29年8月18日 田んぼの水質調査及び生き物調査

広渕ふるさと保全会と広渕小学校5年生30名は,田んぼの水質調査及び生き物調査を実施しました。

これは,小学生が,環境保全・生態系保全の重要性や農業・農村が持つ多面的機能の働きを学ぶことを目的としています。また,保全会構成員や土地改良区職員との交流を通じて農業への興味を深める機会も果たしています。

田んぼの水質調査

田んぼの水質を調査する児童たちの様子児童たちは,用水路で検査キットを使って,水の汚れ具合を数値で表すCODと,酸性かアルカリ性かを調べるpHを測定しました。どちらも薬品が入ったプラスチックチューブに水路の水を入れ,色の変化程度で判定しました。
その結果,稲が生育するのに十分良い水質であることが確認できました。

生きもの調査

生きもの調査の様子次に児童たちは,用水路に生息する生きものを調査し,カエル,クモのほかドジョウ,ザリガニ,モツゴなどを採捕・観察しました。
保全会構成員からは「昔はモツゴをよく見かけたが,最近はあまり見なくなった。」という感想も出ました。

調査を終えて

集合写真帰校後,児童たちから「魚や珍しい生きものを見つけることができてよかった。」と感想発表がありました。
児童たちは,水質調査・生きもの調査だけでなく,保全会構成員との会話を通じて多くのことを学んだように見受けられました。

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平成29年10月17日 営農体験(稲刈り)

広渕ふるさと保全会と広渕小学校は,小学生が昔ながらの農作業を体験する校外学習を実施しています。この取組の一環として,平成29年10月17日,広渕小学校5年生30名は,自分たちが植えた田んぼで手作業による稲刈りを体験しました。作業には,広渕ふるさと保全会構成員のほか,河南矢本土地改良区をはじめとする関係機関職員も参加しました。

保全会構成員から稲刈鎌の使い方や作業時の注意点について説明があった後,児童たちは次々と稲刈りに取りかかりました。児童たちは,始めは作業の楽しさに夢中でしたが,徐々に日差しが強くなり,終盤は疲れて手を動かすことに一生懸命でした。

その後,刈った稲を乾燥させるため,木の棒に稲の束を互い違いに重ねる「棒がけ」を行いました。作業は,児童たちと保全会構成員が共同で行いました。

参加者に怪我はなく,作業は2時間ほどで無事に終了しました。閉会式で,児童たちから「普段はできない,稲刈りという貴重な体験をすることができてよかった。」「稲の収穫作業を初めて経験した。とても楽しかった。」と感想発表がありました。児童たちは,この体験を通じて,農作業の大変さと収穫の喜びを実感したようです。

保全会会長のあいさつの様子

開会式の様子

稲刈り作業の様子

棒掛け作業の様子

集合写真

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お問い合わせ先

東部地方振興事務所 農業農村整備部農村振興班

宮城県石巻市あゆみ野五丁目7番地 宮城県石巻合同庁舎4階

電話番号:0225-95-7922

ファックス番号:0225-96-4880

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